青森県にある「イエス・キリストの墓」の真相

狐と狸の妖怪から基督Loverになった”コリュ”こと

天海夜 煌琉(あまみや こうりゅう)でございます。

 

ケン・ジョセフ氏の「封印された日本史~日本はキリスト教国家だった!」読んでいる。

その中で、気になる記述を見つけたので、紹介したい。

 

青森県水戸郡新郷村には「キリストの墓」なるものがある。

 

 

この「キリストの墓」に関する伝説としては、

イエス・キリストの身代わりとなったのは弟で、

イエス・キリスト本人はその後日本に渡り

「十来太郎大天空(とらいたろうだいてんくう)」という名に変えて

106歳までこの地で生きたという話である。

 

しかし、それだと、聖書に書かれている内容が嘘ということになり、

基督Loverな僕にとっては、

「十字架につけられたイエス様が3日後に蘇って昇天した」

という信仰を揺るがす問題となる。

 

そのため、「イエス・キリストの墓」は本物ではないと思っていたのだけれど、

ジョセフ氏の書籍に、この墓についての興味深い記述があった。

 

結論から言えば、「キリストの墓」には、

キリストが葬られていない可能性が高い。

村おこしとして創作された伝説だと考えられる。

 

しかし、著者が村人から聴いた話によると、

昔、この墓がある地方に、渡来人の墓があったということだ。

 

以下、本文より引用。

 

それらにさわると、バチがあたると言い伝えられていました。

しかし戦前に、おばあさんがその墓を開けたそうです。そして中にある物を持ち出した。

そのあと、いろいろあったみたいですけれども、やがて憲兵が来て、

それらの墓を全部、大阪に持っていってしまったというのです。

墓は、どうも基督教系の渡来人のものだったようです。

 

そのあと、村おこしとして、「キリストの墓」という考えを用いるようになったということだ。

 

一方で、この村の名残として、以下のような記述がある。

 

またこの付近には、かつて与羽根とか弥古部といった姓の人が住んでいたとも聞きました。

これらヨハネ、ヤコブ等の名前は基督教徒か、ユダヤ教徒でしょうか。

 

なるほど、日本人にもありそうな名字だな。

 

さらに、本文の内容とは関係がないのだが、

新郷村の旧村名となる「戸来(へらい)」はヘブライ語から来ているという説がある。

また、村にも、十字架を額に描いたり、ダビデの星を代々家紋としたり…など、

ユダヤとの繋がりを感じさせる風習がいくつか見られるようだ。

これらも非常に気になるところではある。

 

新郷村のHP↓

 

ということで、話の信憑性も気になるところではあるが、

「キリストの墓」の正体は、日本に来た渡来人たちの名残であることがわかった。

 

また、新郷村にユダヤとの繋がりを思わせる名残があることから、

ユダヤ人の渡来人がこの村に住んでいたのではないか?

と推測することも可能だ。

 

しかし、「キリストの墓」については、以下のような疑問点はいまだに残っている。

 

・持ち出された墓の中身は何だったのか

・なぜ持ち出されることになったのか

・持ち出されたものが今どこにあるのか(今もなお現存されているのか)

・新郷村(戸来村)に伝わる奇習

 

などなど…

 

とはいえ、日ユ同祖論を裏付けるような、ロマンを感じる話ではある。

 

一見全く関係ない話に思えても、

そこにはなんらかの根拠があるはずだ。

 

なんでもかんでも嘘だデマだと決めつけるのではなく、

直感的に気になることがあったら、とりあえず調べてみる。

 

真実とは、そのような姿勢で追求していくものだ。

 

 

また、こちらの書籍には「キリストの墓」以外にも、

日本の神社や寺、文化や言語など、

日本とユダヤの関係を思わせる名残がいくつも紹介されている。

 

イエス・キリストと日本人との関係性については、

当ブログでも調べたことを随時紹介していこうと思うので、

お楽しみに!

 

 

封印された日本史~日本はキリスト教国家だった!/ケン・ジョセフ・著
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ナニャドヤラのリズム感いいね。

僕は東北地方出身ではないが、なぜか懐かしい気持ちになってくるのは気のせいか。