自分を理解するには「具体」と「抽象」を繰り返そう

前回の記事では、夢や目標を実現するために、

「未来の自分」と対話しようということを語った。

 

↑前回の記事

 

「過去〜現在〜未来」という時系列を意識して、

過去を受け入れつつ未来に向かって自問自答していくことも大切だ。

 

今回は、「今この瞬間」をより深掘りしていくこと

について語りたいと思う。

 

※ただ、僕自身、この内容についてまだ研究段階なので
わかりにくい表現が多々あると思う。
その場合はぜひコメントにてご質問ください。

 

 

 

「今この瞬間」にあなたが考えられること

 

 

それは…

 

 

「具体と抽象を行ったり来たりすること。」

 

 

 

…もうこの文章からして抽象的でよくわからないかもしれない。

 

 

 

なので、まずは練習してみよう。

 

 

 

まず、「あなた」という人間を具体的に、

そして抽象的に語ってみよう。

 

 

僕の場合だと、僕の名前は「天海夜 煌琉」である。

一応これは人物名(ハンドルネームだけど)なので、超具体的。

 

(そうか?と思われるかもしれないが、

皆さんの場合であればご自身の本名として思ってもらえれば良い。

それ以外の存在などいないはずなので。)

 

 

それでは、僕というキャラクターを抽象的に語るとどうなるか。

 

僕は、

「沖縄県民」「本土出身」「セクシュアルマイノリティ」「アラサー」

などといったグループに属する。

 

 

これら住んでいる場所や職業、年齢や属性・性別などと言った要素は、

このうち一つだけの要素では僕を語れないので、

「抽象的な要素」と考える。

 

僕はいろいろな「抽象的」要素で出来ている。

 

もっと僕を抽象的に説明しよう。

抽象的なので、なんでもかまわない。

 

「一人で行動するのが好き」

「知らないところを旅するのが好き」

「V系など地下路線の音楽が好き」

「集団が苦手」

「自己中心的な人間が嫌い」

 

などといった好き・嫌いの要素を挙げていっても良い。

 

これら一つ一つもまた、現在の僕を語る抽象的な要素である。

 

 

というわけで

あなたが抽象的にあなた自身を語るには

「自分の属性」

「何が好きか・嫌いか」

「どんなことを心地よいと思うか、ストレスを感じるか」

「やりたいことは何か、やりたくないことは何か」

「現在抱えている問題・取り組んでいる課題」

などをたくさん挙げていくと良いだろう。

 

これをすることで、「あなた」という具体的な自分像が見えてくるからだ。

 

 

 

それでは、これを未来の自分に当てはめてみよう。

 

 

未来の自分では、「こうありたい像」を明確にすることが具体的となる。

 

 

有名になりたいとか、お金持ちになりたいとか、

社会に還元したいとか、クリエイティブなことをしたいとか…

 

 

こういったものは非常にふわふわしているので、抽象的となる。

 

 

確かに、未来に向かってモチベーションを上げて行動していくには、

将来の抽象的な、ふわっとしたイメージを持つことは大切。

しかし、抽象的なものを夢にしているだけでは、現実とはならない。

 

 

何故かと言うと、

それだけではその夢に向かって何をしたら良いのか、

具体的にわからないからである。

 

 

未来の自分を具体的に語るには、

未来の自分のライフスタイル、

未来の自分のあり方を

具体的にイメージしてみることが大切。

 

 

 

僕の場合だと

 

 

「沖縄県内で民泊を利用したプロジェクトを始めたい。

そこでは、福祉やセクシュアルマイノリティの援助もしながら、

自殺を考える人々・生きづらさを感じている人々がキャラクターを通して癒される空間を作りたい。

 

そして、自分自身は新時代を定義するアニメーターになって、

常に世の中に疑問を投げかけながら、日本や日本人の魅力を世界に伝えていきたい。

 

クライアントから依頼されたものをこなすのではなく、

全てを自分で生み出す仕事をして、楽しみながら安定した収入を得ていきたい。」

 

 

これは超具体的。

 

 

まぁこれでもまだ抽象的だとは思うが、

以前の「何をしたいのかよくわからない」状態の自分と比べたら

まだ具体的に自分の夢を語れるようになったと思う。

 

 

なぜこのようなことが出来るようになったかと言うと、

世の中と対話しながら、

自分自身の「抽象」と「具体」の作業を徹底的に行ったからだ。

 

 

なりたい自分になるためには、

未来の自分を抽象的にイメージすることは大切。

 

しかし、やりたいことを実現するためには、

具体的な要素が必要となる。

 

 

それをするために必要なもの、手段、資金など…

これらを全て洗い出してみないといけない。

 

 

というわけで、まずは手始めにアマゾンでデザイナーとして起業する本を注文した↓。

 

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以前からフリーでやりたいと考えていたのに、今更遅すぎるとは思うが、

昨年開業届を提出して、起業なんて誰でも気軽に始められるとわかったので、

ちょっとずつ進めていけたらと思う。

 

 

なんだかんだ理由をつけて何もしない自分とは、決別することに決めたのだ。

 

 

 

さて、前回の記事と合わせて

「あなたがなりたい自分像を実現していく方法」をまとめてみよう。

 

 

①過去から未来の自分を見つめながら、

②自分という存在をひたすら抽象的に、具体的に、考える。

③①と②ををひたすら繰り返す。

 

 

そうすることで、本当にあなたがしたいこと、

世の中に対してできることは何かが明確になるかと思う。

 

 

ちょっとむずかしいと思うけど、

自分が一番しっくり来る「自分のあり方」を通して、

「未来の自分像」を見つけてみてください。