韓流映画「新感染」感想〜人間の醜さと愛を描いたゾンビ映画〜

先日、韓流映画「新感染」を見に行った。

予告編を見たらどうやらゾンビ映画みたいなので、面白そうだなーって思って。

 

 

実はこの日、元々はLGBTのイベントに行く予定だったんだけど

台風で見事に中止になってしまった。

 

 

なので映画を見に行くことに。

 

 

ちなみにこの映画、

予告編の他に防災の心構えをアドバイスしてくれる映像も上げられていてすごくためになった。

 


まぁ少なくとも日本ではゾンビに感染するということはまず無いにしろ、

ここ最近災害が多いのは事実。

いざという時に備えて自分の身を守るようにしましょう。

 

 

この映画は1日限り特別に上映されたのだけど、

上映日当日は映画の会員は無料で見られると言うので

台風が来そうなのにも関わらず見に行ったのだった。

 

 

そして、いざ映画が始まったら

 

「ピロリロリロン♪ピロリロリロリン♪」

 

Jアラートがそこかしこから鳴り響きまくっていた。

 

携帯見れないけど、

「あ、ついに来たな」と察した。

 

そう、奴が…台風が来たのだ!!!!

 

予想より思ったより早く暴風域に入ったのだ。

それがよりによって映画を観ている時だなんて…。

 

 

今現在進行形で観ている映画はゾンビ映画だというのに、

映画よりも別の意味で怖かったわ。

 

 

でも映画は続行なのでそのまま観ることに。

 

 

「ピロリロリロン♪ピロリロリロリン♪」

 

 

止まったと思ったら思い出したようにまた鳴り始める音。

映画に集中できねぇ…。

 

 

 

※以下、ネタバレありです。

 

 

 

 

 

ゾンビのいる車両を通ってきた主人公たちのことを、

安全圏にいる客が感染しているかもしれないと疑心暗鬼になって

主人公たちを罵倒したり徹底的に排除しようとしたりしたあたり。

 

ゾンビよりも人が怖いと思った。

 

 

自分たち可愛さの結果、犠牲になっちゃった人もいたわけだし。

主人公たちが別の車両に閉じ込められた後

老女はゾンビ化した自分のお姉さんを見つけた。

その前に彼女が実際襲われたところも目撃してしまっていた。

 

そのゾンビ化したお姉さんたちを自分たち(罵倒した客含む)の車両に入れてしまった

彼女の行動はちょっとスッキリしたけど。

もちろんやった事自体は許されるものではないが。

 

 

なんだか日本の原発問題に似ている。

「福島の子は受け入れない」みたいなことあったもんな。

実際、いじめや差別も起きたし。

 

恐怖心にかられていると冷静な判断ができなくなる。

結果、新たな悲劇を生んでしまうんだなって。

 

友人がゾンビになってしまって彼らを殴れない少年の描写があったけれど、

さっきまで親しかった人が急に敵になってしまうのがゾンビ映画の恐ろしさ。

 

自分の命も守らないといけない、しかし例えゾンビになっても友人は友人だし、

血の繋がった親子は親子のままだ。

 

しかし、ゾンビになったらもう死んでしまったと同じ。

不可逆性の残酷さ、切なさが伝わってきた。

 

 

そして、その中でも自らを犠牲にして仲間を助けた人々の存在が印象に残る。

 

果たして自分はどちらになれるのか?

緊迫した状況の中で、何が最善の行動なのかを判断できるか?

誰かを助けたいという綺麗事は言いたいところだが、

実際パニックになってしまったら難しくなるだろう。

そんなことにならないように、出来るだけ皆で声を掛け合うことが大切なのかな。

 

 

 

結局乗客の中で残ったのは主人公の娘と妊婦さんだけ。

子供には希望がある。

そこが物語の中の唯一の救いだった。

 

 

怖い思いをしているだろうに誰にでも心優しい主人公の娘に、

少しずつ誰かのために動こうと考えを変えていく主人公。

 

でも最後はゾンビとなり自ら消えてしまった…。

 

ただホラー映画を観に来ただけなのに。

ただゾンビが見たかっただけなのに。

ゾンビ映画を見に来たはずなのに、感極まってしまった。

 

ゾンビを通して人の成長を描く映画だったんだ。

 

 

映像も迫力があってよかった。

急に豹変する人々の様子も恐ろしくて良い。

 

 

そして僕もゾンビになってみたくなったので、実際なってみた。

 

 

「ぐへぁあああああぁぁぁえぇぇぇぇxひんぃパンツぃん
かぁいをふjmcしlsあいらいあkp」
 

 

ちなみにこいつに噛まれるとゾンビにはならないけど

変態になるから注意してね!

 

(ん?なんか今変な言葉混じってた?気のせい気のせい!キジムナーキジムナー!)

 

 

久しぶりにイラスト描いたらアニメとして動かしたくなってきた。

今度ゾンビのGIFアニメでも作ってみよ。

 

 

というわけで!久しぶりにとても良い映画を見て

非常に満たされた気分になった。

 

 

韓国映画ってちょっと漫画っぽい表現もあるけど逆にそれがわかりやすいし

ホラーは日本とはまた違った独特の雰囲気あって面白い。

個人的には「箪笥」という映画が好き。これもまた見たいなぁ。

 

 

 

 

 

難解な映画もよく観るけど、わかりやすく感動できる映画も良いね。

 

 

まぁ映画の帰りは暴風雨で死にそうになりながら帰ったけどね!

ゾンビになるかと思った!

まぁまだ雨風も大したことなかったし無事だったけどね。

 

暴風域に入った時はもちろんだけど、次台風来そうな時には外出控えるわ(笑)

 

 

これからの季節、沖縄は台風シーズンとなるので、

皆様、お気をつけてお過ごしくださいませ。

映画「ウィッチ」から感じた人間の恐ろしさ

先日、ホラー映画を見に行った。

タイトルは「ウィッチ」

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※以下は物語の核心部分に触れているので、ご注意下さい。

予告編はこちら。

基本的に宗教に対してはほぼ無知なので、その辺については触れないでおく。

海外のホラーはクリーチャーとか、ゾンビとか恐い物が出てきてワーキャーしているイメージ。
逆に、日本は雰囲気が恐い映画が多い。

この映画はどちらかと言えば、日本的。

実態がつかめないものへの恐怖、
日本人が好きそうなホラーっていう印象。

そういえばこの映画とは関係なく、とある人の対談音声を聞いた時に、

「日本は空気を読んで、いつのまにか誰かを無視するとか、
皆が誰かを避けているといういじめが起こりうる。
あれは海外の人にとっては、全く理解できない。
いわゆる、ホラーなんだよ。」

というのを聞いたことがあって、妙に納得したものだ。

その映画もそういう”雰囲気”がある。

結局、魔女というものが本当に存在するのかどうかも不明だが、
皆が生み出したいからこそ生み出されたものと言えるだろう。

家族という狭いコミュニティの中で、主人公の女の子への当たりが強かったのも、
ある種、弟以外の家族皆が望んでやっていることなのだ。

一般的に考えて、家族関係がうまくいっていれば、
そんな人を簡単に「魔女」だって信じないはずだ。
仮に末っ子がいなくなったのが主人公の責任にあったとしても、
明確な証拠がない限り彼女を魔女と判断するには無理があるだろう。

つまり、やっていることはネット上の誹謗中傷や低俗ないじめとほぼ同じことなのだ。

日本でも、某芸人さんが過去に起こった重大犯罪の仲間の1人だと、
未だに信じてやまない人間が居る。
こういった人から疑いをかけられること、感情のすれ違いが、現実にも起こり得ることなのである。

過去にも「魔女狩り」というものが存在したことから、それがわかる。

この映画の主人公もどちらかと言えば虐げられていた部分もあるし、
家族が怪現象を誰かのせい押し付けることで、安堵感を得ていたいのかもしれない。

本来なら、そのような現象が起きたら、解決する方法はいくらでもあるのに、
人のせいにすることで、自分に責任が生じなくなるからだ。
特にこの様な現象が起こった場合、協力して家族間の信頼関係を築いていれば、
どんな事が起きても、皆で気持ちを分かち合いながら、
解決策を導き出すことも出来るはずだ。

まぁ、主人公の言葉をちょっと変えれば、
親父がヘタレだから仕方がないのだろうけど^^;

皆が居なくなってしまった後にも、
主人公が最終的に魔女になることを選んで空へと浮かび上がっていくに連れ、
心身ともに開放されている印象さえ覚えた。
(その先まではさすがにわからないが)

まさにダーク版アナ雪というか、
これまで閉じ込められていた場所からの脱出することで、
自分が望んだ環境を手に入れて、思い切り好きなようにできることへの暗示なのかもしれない。

また、この映画は女性の性的な部分も浮き彫りにされていたのが印象的。

姉と母親、姉と双子の妹という女同士の喧嘩もものすごかったけれど、
弟が姉の胸元を気にしていたり、魔女がやたらセクシーだったり。
狂った弟が「なんとかが乳房と陰部を吸っている云々」みたいなことを叫んだり。

さらに、さすがに性的な描写はないものの、
主人公が最後に裸になって森を歩くというシーンがあった。

男をたぶらかす存在を「魔女」とするのであれば、
「魔女と女性の性」というのが、何かしら関係がありそうだ。

通常、一般的な女性であれば理性で抑えつけている性的な部分。
性に対してオープンな人、男を誘惑している人、
いわゆるアバズレ的な人を、
女性同士では「魔女」と思って軽蔑することもあり得るだろう。

しかし、全ての人が魔女になることは不可能である。

軽蔑している反面、憧れもあるのかもしれないね。

人間て複雑だ。

最後に、舞台が農家ということもあってか、動物がたくさん出てくるのが嬉しかった。
悪魔の使い手とされる黒ヤギも、どちらかと言えば主人公に対して優しかったし、
双子や父親に対しては攻撃的な面も見られた。

人間同士にでいざこざがあっても、誰に罪がないのかは動物は全てお見通しなんだろうね。

座っているだけのうさぎも怖くて良かった(笑)

個人的に今まで見た映画の中でトップに入るくらい好きな映画。
見る人を選ぶ映画かも知れないが、
勢いだけ、グロ映像だけのホラー映画にうんざりしている人にはぜひ見て欲しい傑作。