コミュニティやイベントは「見えない想い」の宝物庫

トランス仲間とビーチパーティだった。

 

一応当事者向けの企画だったので、新規の方の参加もあった。

 

イベントごとにいつも会う仲間とも楽しく話せたし、
新しい方とも話せて新しい発見があった。

 

↑えらく波が激しかった昨年。これじゃ泳げん。
 

台風が近海を通っていたものの波も穏やかだったので、
久しぶりに海に入れてスッキリした。

 

 

僕が最近実践しているアーシングだけど、
海で泳ぐだけでもその効果があるらしいしね。

 

確かに海で泳ぐとさっぱりした気持ちになるし、
さらに仲間と楽しく過ごすことでストレスが緩和されていく気がした。

 

「病は気から」という言葉通り、
一人で悶々としてばかりではストレスが溜まってしまうし、
視野も狭くなりがち。

 

様々なコミュニティを持って、
色んな人と話をしたり思い切り遊んだりすることで、
見えていなかったものが見えるようになるし、
いろんな情報も得られるようになる。

 

どうしても一人で過ごしがちだけれど、
こういう時間をもっと増やす必要もあるんだろうなぁ。

 

というわけで、出来るだけ引きこもらずに
アンテナ立てて行動範囲を広げていきたい。

 

僕は基本的に、どんな人とも関係を築いていきたいと思っているが、
やっぱり同じ悩みを抱えている人同士って通じるものがあるし、
一緒にいて楽しい。

 

僕と同じ旅行好きな人も結構いるので
その情報についても共有できたし。

 

バーやコミュニティ、イベントなどの場で皆が出会いを求めているのも同じような感じで、
「繋がり」を求めるのは、人として自然な行為なんだよね。

 

単細胞生物だって性行為をするらしいしね。↓

 

 

最近僕は、LGBTの会社設立のスタッフとして関わらせてもらっていて、
「マイノリティの人達が生きやすい場所づくり」
「マイノリティの人達が求めている情報」
を提供するのに協力していきたいと思っている。

 

 

もちろんこうやって個人で発信するのもそうだし、
近日個人サイトを作る予定もあるし、
僕なりに世の中に対してどんどんメッセージを打ち出していきたいと考えている。

 

 

…ちなみに、この日は安室さんのライブがあったこともあり、
終日その話題で持ちきりだったのだ。

 

「沖縄中の居酒屋にファンの方が集まっているんだろうねー」
という話もしていた。

 

 

僕はギルガメッシュというバンドの解散ライブに行ったことがあるけど、
「終」を連想するライブやコンサートというのは、
やっぱりいたたまれない気持ちになるものだよね。

 

未だになんだか切なくなることもあるし。

 

その分ライブ当日は感動も大きかったけれど。

 

そんな時に同じ思いをしている人達が近くにいれば、心強いと思う。

 

その時はTwitterをやっていたから、
まだ他の人と「繋がっている」感を実感することが出来た。

 

だからこそ救われたし、物事を前向きに捉えられたのである。

 

それがなかったら、完全に打ち塞がれた状態で過ごしてしまった可能性もある。

 

実際、バンド解散後、わずか1年も立たない内に、
東京でギルガメッシュ中心のクラブイベントが行われた。
(もちろんクラブイベントなので本人は不在。)

 

そのイベントは、岩瀬ガッツさん(ファンキーディスコボーイズ)を中心に行われ、

 

「ギルガメッシュに復活してほしい!」
「ギルガメッシュの音楽でまた暴れまくりたい!」
「ギルガメッシュって本当に凄いバンドなんだぜ!」

 

…というような、「同じ思い」を抱いた人達が集まったイベントである。

恐らくだが、少なくとも僕はそう認識した。

 

↓ガッツさんによる第一回目のイベントの感想はこちら。

 

 

実際バンドメンバーの本人は誰もいないし、
僕自身は特にイベントに参加した誰ともお話したわけではないが、
どういうわけか楽しかった。

 

 

上に挙げたような、「ギルガメッシュを愛する」気持ちが
「空気」として伝わってきたからである。

 

バンドメンバーご本人もイベント前に来場し、花を贈ってきたそうである。

 

 

要するに、「一体感」が会場を超えて色んな人に伝わっていくんだよね。

 

その後も定期的にそのイベントは行われているらしい。

 

なかなか本土に行く機会が限られてしまっているけれど、ぜひまた行きたい。

 

 

そういう気持ちに自然となるのは、
「理屈」ではなく「思い」に人は動かされるからなのだと思う。

 

 

というわけで、どのようなジャンルや状況においても、
人は、「安心感」や「同じ思い」を共有するために
「出会い」や「繋がり」を求めていることがわかった。

 

 

そういう「皆が抱いている見えない言葉」を形にしていくことが
「生きやすい社会」を作ることになるのだ。

 

 

その上で重要となるのが、「コミュニティ」という存在だ。

 

 

日本人は基本的にTwitterなどで鬱憤晴らしをするくらい、
ストレスや悩み、苦しみ、不安…などといった気持ちを抱えている人が多い。

 

 

恐らくそれは気持ちの奥深くでモヤモヤしていて、
実態のないものも多い。

 

 

似たような思いや境遇の人同士でしかわかりえないことも多いので、
そんな人達との出会いが少ない場合、
職場や学校ではその思いを抑えて過ごすことになるからだ。

 

 

 

でも、今後は皆が「自分らしさ」をもっと出して良い時代になってくるはず。

 

 

そのためにも、このモヤモヤした思いを解決するには
「その思いを具体的に形にしたもの」を見つけ出していく必要があるのだ。

 

 

「その思いを具体的に形にしたもの」に人が集まってくるからだ。

 

 

それは何かと言うと、この記事で取り上げた内容としては、

僕が実際に行った「解散したバンドをテーマにしたクラブイベント」や、

今関わっているこのGID(トランス)のコミュニティなのだ。

 

LGBTの会社で今後打ち出していくサービス(場所や情報などの提供)もそれに該当するだろう。

 

そして、安室さんの場合でも、彼女のコンサートやそれに関連するイベント、
各地やSNSに存在するコミュニティなどがきっとあることだろう。

 

他にも、LGBT向けのイベントであれば、プライドパレードなどがあるし、
各地において当事者向けのバーや様々なコミュニティが存在する。

 

 

それらの「思いを具体的に形にしたもの」ももちろんのこと、

 

「皆が感じているはずなんだけれど、見えないし、気づいていない。」

 

この感覚にもっと敏感になっていこうと思った。

 

 

そこに宝の地図、つまり「皆が心底求めているもの」のヒントがある。

 

 

そして、宝のありかをより探しやすくするために、

「自分が抱いている熱い想い」をどんどん共有していこう。

 

 

その「想い」に対して、言葉に出来ないだけで気づいていない人も多いはずだ。

 

 

というわけで、

「やりたい!」と思ったことはやったら良いし、

「言いたい!」と思ったことはどんどん言ったほうが良い。

 

 

「正解」や「間違い」などないのだから、

皆の言葉や抱いている想いをヒントに、

自分の直感を信じて行動を起こしていこうと思う。

 

 

 

人生は宝探し。

 

人間、死ぬこと以外はかすり傷。

 

どんどん怪我しよう。