「多数派」を利用して従わせようとしてくる輩への対処法

先日の記事で、

 

「〇〇さんがあなたの悪口言ってたよ。」

 

というような、「悪口を報告してくる人」の心理について説明した。

 

 

 

こちら↑の記事では主に

「”〇〇さん”があなたの悪口言ってたよ。」

と、「”個人”から聞いた悪口」について説明していたが、

 

今回は、”集団”を利用してあなたの悪口を言うケースに絞って

この言葉を放つ人の心理を考えていきたいと思う。

 

 

つまり

 

「皆があなたのこと悪く言ってるよ。」

「皆があなたのこういう部分を嫌って言ってたよ。」

「あちこちであなたの悪評を耳にするよ。」

 

などと言ってくる相手の対策について、考えていこうと思う。

 

 

ちなみに、これらの言葉と似たような批判については、

僕も言われたことがある。

 

 

その時は僕自身何も言い返せず、

ショックを受けつつも

なんとなーーーく違和感を感じただけだったが…

 

 

後でよくよく考えたらおかしな点も多かった。

 

 

というのは、他人の性格、性質をどう思うかなんて

もはや個人の価値観、好き嫌いの問題なのだから、

100人中100人が「悪い」「困っている」「不愉快」

などの批判めいたことを言うなんてあり得ないのである。

 

そのうち一人くらいは

「別に何とも思わない」と思っているかもしれないし、

 

「いやむしろ大好き!」

などの肯定的な意見を言ってくれるかもしれない。

 

 

もし、個人の性質などの一つの事象に対して、

「皆が同じ考えだ」と思いこんでいるなら、

それは価値観が狭いということだ。

 

 

つまり、「皆言ってるよ」という言葉というのは、

その言葉を発した人物の強い思い込みと自惚れ、

視野の狭さが露見されてしまうだけに過ぎないのだ。

 

 

実際その人、「皆」や「あちこち」という言葉を使用している割に、

具体的な名前を挙げてきたのはたった一人だったし(笑)

 

↑誰だよ

 

そもそも、その言葉を言ってきた人(僕の悪評を報告してきた人)の傾向として

 

「他人に言うことを聞かせるため、

自分自身の都合の良い状況に持っていくために

言葉巧みに話を盛ることがある

 

…ということを、僕は以前から薄々気づいていたのだ。

 

 

そのため、「彼が言っていることがハッタリだ」とわかったのだ。

 

 

 

しかし、こういった言葉は、

日本で生きている限り、あなたもきっと一度は言われていることだろう。

 

 

僕は、このような他者の意見を代弁したり、

「皆同じ考え」という極端な思考を耳にする度、

「これは日本の誤った学校教育によるものだ。」

と実感してしまう。

 

 

もちろん、日本人そのもの国民性もあるかもしれないが、

教育の弊害や問題についてはこちら↓でも考察しているので

ご参考いただければと思う。

 

 

 

例えば、日本中の学校でよく言われることとして、

 

「みんなちがって、みんないい」

 

という名言があるのだろうが、

 

 

悲しいことに、この言葉は実際にはただの綺麗事でしかなくなっている。

 

 

というのも、ほとんどの人の認識は

 

「みんなちがって(いるように見えるけど

 学校や会社によって偏った常識を植え付けられ

 みんな同じような考えに矯正されていて

 やりやすくなっているから)

 みんないい(+そこからちょっとでも外れている人は、わるい)」

 

ということだからだ。

 

 

つまり、一見個性的なようでいて中身は同じという

実質無個性なロボットや人形を大量生産するための国策による結果なのである。

 

 

 
 
 
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実際、「皆があなたの悪口言ってるよ」と言うような人々にとっては

「みんなちがう」ことは不都合なのである。

 

 

というのも、

そのような人々はきっと、真面目で優秀なロボットになれるように

会社や学校などでの無茶苦茶なルールや

理不尽な仕打ちにも耐えてきた可能性がある、

もしくは現在そのような苦痛を強いられている状況にあるからだ。

 

 

そのため、あなたが幸せだったり、楽をしていたり、

ルールを守らなかったりすると、

「許さない」という感情が湧き上がってしまうのである。

 

 

そして、あなたが「みんなと同じ(自分と同じ)」辛い気持ちを味わえるように

自分が受けてきた暴力的な行為を、あなたに強いる傾向があるのだ。

 

 

また、明らかに周囲と違う人もターゲットにされる。

 

 

あなたにちょっとでも周囲の人と違っている部分、

変わっている部分があると、

瞬く間に攻撃対象にするのである。

 

 

その人にとっては、才能がある人が許せなくて、

工業製品のように「みんな同じ」じゃないといけないからね。

 

出る杭は打たれ、「不良品」扱いされて捨てられるのである。

 

 

 

特に日本人には右へ倣えの性質があるから

他者や皆(集団)という言葉を使ってあなたを批判することで

「今のままじゃこの集団の中に受け入れてもらえない」

…とあなたに恐怖を覚えさせて、従わせようとする人も多い。

 

 

まさに「虎の威を借る狐」状態だ。

 

 

 

(↓虎の威を借る狐になった奴の心境)

 

「よっしゃぁー「架空のみんな(虎)」を味方にしたぞーーー!!!!

 

 これなら奴(あなた)に勝てるーーー!!!!

 

 俺最強ーーー!!!!」

 

 

 

 

というような感じで、

まるで強力な能力を身につけたかのような気分になるんだろうね。

 

 

それで実際にやっていることと言えば

「正義」を盾にして人を批判したり説教をしたりなど

いじめと同等のことをしているのだから陰湿極まりない。

 

※ちなみに僕は狐大好きではあるが、

そんなくだらないことは一切したくないと思っている。

すぐ虎(多数派・強者)に迎合する狐どもはマジで迷惑。

 

 

 

人は「誰かが悪口を言ってたよ」と聞くと、

コソコソと悪口を言っている人達のほうに

ついつい嫌な印象を抱いてしまいがちである。

 

確かにそうかもしれないが、

しかし、そもそもその事実が捻じ曲げられている可能性も考えておこう。

 

 

例えあなたのことが嫌いではなくても、

冗談交じりに笑いながら悪口を言うケースはいくらでもあるだろうし、

あなたに対する評判全てを、必ずしも悪意を持って言っているわけではない

(「こうしたほうが良いのにね」みたいな意見など)だろうし、

話の流れで相槌を打ったり、同意したりしてしまったというケースなどもあるわけである。

 

 

そのため、

 

「頭の中だけであれこれ考えて不信感を募らせても、良いことはまるで無い。」

 

これだけは覚えておいて、健全な人間関係を構築していこう。

 

 

事実がどうあれ、あなたが接していて

なんとなーく嫌な感じがする相手からは、

そっと離れていけば良いだけなのだから。

 

 

ただ、優しい人や純粋な人は

「皆が自分の悪口を言っている」ことを疑いもせず、

全て真に受けてしまうこともあるかもしれない。

 

 

すると、他の人に対して申し訳なく思ったり、

負い目を感じてしまうこともあるだろう。

 

 

場合によっては、人間不信になり、人が怖くなり、

コミュニティなどにも行きづらくなり

自分の居場所がなくなってしまうこともあるかもしれない。

 

 

しかし、僕に言わせれば、

 

 

あなたが負い目を感じる必要は全く無い。

 

 

というのは、悪口を言う人というのは多くの場合、

暇さえあれば無理にでも他人のあら捜しをしてしまうほど

不満が溜まっている状態か、

冒頭のリンク先にある記事でも説明しているように、

嫉妬などの醜悪な感情が原因だからである。

 

 

その記事でも指摘しているが、

「〇〇さんがあなたの悪口を言っているよ。」という人は

自分の心が満たされたいために、

人の言葉を借りてあなたを従わせたいだけなのである。

 

 

それは「皆があなたの悪口言っているよ。」でも同じで、

集団という威力(実際中身は空っぽだけど)を使って

あなたをコントロールしたいだけである。

 

 

そのためにはあなたが傷つこうが、

実際より話を誇張することも厭わない。

 

 

そんな人の言葉など、信用できるかな?

 

 

「一切信用しなくて良い」と僕は思うし、

そんな言葉に傷ついてしまい、

あなたの大切な人生を棒に振ってしまうことがないよう、気をつけてほしい。

 

 

もし違和感を感じたら、すぐに誰かに相談するのも良いしね。

 

 

 

大丈夫。

 

 

 

これまであなたが生きてこれたのは、他でもない、

あなたの「直感」があってこそだ。

 

 

世の中に飛び交う意見や不確かな言葉なんかよりも、

もっとあなた自身の感覚を信じてあげてほしい。

 

 

 

最後に、まとめると…

 

 

「皆があなたのこと悪く言ってるよ。」

と言ってくる人の心理は以下のようになる。

 

 

・視野が狭く、一つの事象を「正しい」「間違っている」という判断しかできない状態。

 

・自分が辛い思いをしているから、個性的な人、要領が良い人、

 ルールや常識などから外れている人etc…のことが許せない状態。

 

・実際は自信がなくノミの心臓だが、

「集団」という虎の威を借りて気が大きくなっている状態。

 

とにかくどんな手を使ってでも相手をコントロールしたい状態。

 

・破壊的で醜悪な感情が渦巻いていてどうしようもないため、

 相手に八つ当たりをしたい状態。

 

 

こうやって書き連ねると

「皆があなたの悪口言っているよ。」という言葉を躊躇なく言える人物って

その人間性がいかに危険なのかがわかってしまうね。

 

 

よって…

 

 

「皆があなたの悪口言ってるよ」と言われたとしても、

 

 

あなたがその言葉を鵜呑みにしてしまう必要も

気にする必要も全然ないのである!!!!

 

 

 

最後に、「皆があなたの悪口言ってるよ」の件について

いろいろ調べてみたところ…

面白おかしく解説している素敵なサイトさんを見つけたので

こちら↓も参考にしてみると良いかもね。

 

 

 

 

攻撃性のある相手、

感情的になっている相手には

出来るだけ冷静に対応することで、

自分を不利な状況にしたり、何も言えず後悔をしたりすることも少なくなるだろう。

 

 

しかし、問題は「急に言われても対応できない」ということである。

 

 

紹介している1つ目のリンク先にもあるように、

一般的な会話として行われる言葉のキャッチボールならば

受け止めて返すことが出来るが、

攻撃は準備しないとうまく対応できない。

 

 

それなのに、「黙っていないでなんとか言ってみろ」などと言って

相手をさらに批判したり攻撃したりしてくる人が多いのだから

 

 

…まーーーーー困ったものだよね。

 

 

そもそも「皆言ってるよ」という内容自体、確認のしようがないし、

一方的なだけで中身がすごくスッカスカな言葉なのだが。

 

 

そんな時は

(…ああ、この人は今までこうやって人から攻撃されてきたんだね。可哀想に。)

と、同情してさしあげてはいかがだろうか。

 

 

共感はしなくて良い。

 

 

ひたすら同情してさしあげよう。

 

 

というのも、相当心の強い人ではない限り

大抵の人は不安な時に感情的になり、周囲に攻撃してしまうだろう。

 

その人の状況や心理を思いやることで

ちょっとは憎しみも減るかもしれない。

 

「皆大変なんだな」って。

 

 

 

 
 
 
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↑スイーツ食べてほっこりするのも良いよね。

 

 

たとえあなたがこれまで信頼していた相手にそのような言葉を言われて、

その人の人間性に不信感を覚えてしまうような辛い出来事があったとしても

「これも勉強だ」と思って

のらりくらりと、やりすごせられたら良いよね。

 

 

そのためには、攻撃的な人の心理や真意を予め理解しておくのも良いかと思う。

 

 

色々書いたが、僕も辛い出来事のおかげで自分自身が成長できているのだ。

 

 

それは、人の言動の裏にある感情や真意に注目して、

過去の自分の心境とも照らし合わせながら、冷静に分析できるようになったからだ。

 

 

あなたが誤った解釈で自らを責めてしまうということがないよう、

今後も出来る限りの情報や出来事は共有していきたいと思う。

 

 

自分に厳しく、心は日々鍛錬。

人には優しく、言葉は時に厳選。

 

 

同志よ、共に心の刀を磨いていきませう。