今年も梅が出回る季節となった。
梅の香りって大好き。
熟した梅の芳醇な香りが、梅雨の憂鬱さを忘れさせてくれる。
↑梅仕事1年目に購入した梅(追熟後)
僕は2021年夏に初めて梅仕事をするようになり、
それ以降は毎年何かしら作っているのだが、
徐々に慣れてきたからか、購入する梅の量がちょっとずつ多くなってきて、
それに使うための道具(瓶やレードルなど)も増えてきた。
↑2年目は約4kgの梅を購入。
また、それと同時に、作るものの種類も徐々に増えてきた。
初年度は梅干ししか作らなかったのだが、
翌年には梅酒も作るようになった。
また、今年(2023年)は昨年とは違う種類の梅酒に挑戦し、
さらに、梅シロップも作ってみる予定である。
というわけで…
今年の梅仕事の様子を書こう!!
…とは思い至ったものの、
ブログでは2021年と2022年の記録は記していなかったことを思い出したので、
まずは1年目と2年目にあたる両年の梅仕事の様子を
簡単に振り返っていきたい。
梅富豪になりたい
1年目 ドッキドキの初梅干し作り
まずは梅仕事1年目となる2021年夏の記録から。
この時購入した梅干は1kgだけで、全て梅干し作りに使った。
梅の実が水やボウルに反射している様子が美しい。
ちなみに、梅干し作りはこちら↓を参考にした。
上記サイトでは使用する梅の量を選択すると、
塩や赤紫蘇の量が自動計算されるので便利!!
塩は写真に撮っていなかったようだが、
確かお気に入りの「粟国の塩」を使ったと思う。
重石と瓶はすでに家にあるものを使ったため、
この年にかかった費用はほぼ材料費のみ。
重石は真ん中が折れるタイプなので、口の狭い果実酒瓶にも入って便利。
このあと徐々に梅酢が上がってきたが、
赤紫蘇をなかなか見つけられず…
すると、梅を漬けてから約一ヶ月後くらいだったかな。
スーパーに農薬不使用の表記がある紫蘇を見かけて購入。
まず、赤紫蘇を洗い…
塩を揉み込み、2回ほどアク抜きをし、
その後に梅酢をかけると…
あら不思議!!
赤紫になっちゃった!!
…などと面白がりながら梅干しに赤紫蘇を入れる。
土用干しまで、しばらくこのまま放置。
余った分の紫蘇でジュースを作った。
これ好き!!めっちゃ美味い!!
…いや、以前にも作って飲んだことはあったのだけど…
もう少し冷蔵庫に余裕があったら、
むしろこっちをたくさん作りたいくらい。
さて、メインの梅干しに戻るが、
こちらは土用干しをする頃合いを見計らっていた。
天気予報をチェックし、晴れが続きそうな日に、三日三晩干した。
…いや、夜は部屋の中に取り込んだんだっけ?
忘れてしまった。
ちなみに干しネットは100均で購入したもの。
以下は梅干し作りの副産物。
赤紫蘇で作ったゆかり。
この年はフードプロセッサーにかけて粉々にしていたが、
翌年の梅干し作りで生み出された際には面倒になり、
そのままの状態で使っている。
こちらは泣く泣く弾いた梅。
ちなみに、梅干し作りにおける、僕が梅を弾く基準は、
基本的に傷んだものだけで、乾いている傷などは気にしない。
ただ、この年は初めてだったからか、
今と比べて判断基準が厳しかったような気がする。
参考までに↓
この梅たちは、どうやらジャムにしたようだ。
梅の実を一つも無駄にしたくないという執着心の権化が
このドロドロした粘体に現れている(?)。
2年目 梅干しを増量!冷凍梅でブランデー梅酒
2年目は約4kgの梅を購入。
そのうち1kgは梅酒に、
残りの約3kg(実質2.5kgちょっとくらい)分は梅干しに使うことにした。
まずは梅酒作り。
まだ熟しきっていないうちに綺麗な青梅だけを選別し、
洗ってヘタ取りまで済ませる。
しか〜〜〜し!!
まだ梅酒にはしない。
ちょっとひと手間かける。
そう!!梅を冷凍するのだ!!
こうすることで、梅からエキスが出やすくなり、
より早く梅酒を飲めるようになるのだとか。
参考↓
梅酒に使用したものは画像の通り。
1kg分の梅を使用するので、4リットル瓶を購入。
使う酒はブランデーを使用。
氷砂糖は、たまたま寄った自然食品店に1kgのものしかなかったので、
こちらにしたが、実際は半分しか使っていない。
でも、梅ジャム作りや翌年の梅酒作りでなんとか消費できたので、
多めの量を買っておくのは良いかも。
さぁ!!いよいよ梅酒を作っていこう。
4リットル瓶に梅と氷砂糖を交互に入れて…
ブランデーを投入!!
そのまま数ヶ月放置。
最初の方は揺らしていたが、
密封していても瓶の口から滲み出てしまうし、
特に必要なかったように思う。
待ちきれずに数日後、味見をしたが…
やっぱりまだまだ味はブランデーそのものだった。
しかしそれでも1ヶ月後には飲めた気がする。
さっすが冷凍梅。
とはいえ、初梅酒作りなので生梅で作ったことがなく、
比較のしようがないのだが…
飲み頃のブランデー梅酒は、大人な味で美味しすぎて、
一年後には全て消費してしまった。
封印でもしない限り、何年も熟させるなんて俺にはリームー(無理)。
3年目の今年はブランデーではなく、違う酒で梅酒を作ったのだけど、
なかなかお気に入りの味だったので、
またブランデー梅酒を作るかどうか悩み中〜〜〜。
続いて、梅干し作り。
上述したとおり、前の年は1kgを漬けたが、一年で消費してしまったので、
今後の保存食や、料理など色々使うことを考えても、
3kg分くらいは作っておこうと思った。
赤紫蘇の分も含め、塩はたくさん使うだろうと思い、
氷砂糖を購入した自然食品店で「カンホアの塩」を2つほど買った。
天日干しの塩とはいえ、海外産のものを使用するのは初めてだったのだが、
比較的安価で良質な塩を使えるので、
今後も大量に塩を使う際にうまく利用したいところだ。
一方、普段の料理では国産、特に沖縄産のものを応援したいので、
自分の好きな塩を使いたいと思う。
昨年と同じように、梅干を洗って水気をとってヘタを取り、
瓶に塩と梅を交互に入れる。
僕、いっつもここで失敗しちゃうんだよね。
最初に塩を入れすぎて、後半になって塩が足らなくなるという…。
水を入れた瓶の上に重石を置いた。
斜めっている上に、梅の倍量である6kgの重りとなるとまだまだ足りないので、
色々試行錯誤した結果、重石の上に本をたくさん乗せる形で落ち着いた。
(写真はなかった)
漬ける容器は何にするか迷ったが、
保存瓶のほうが汎用性があると思い、
少し大きいが8リットルのものを購入した。
瓶ならガラスだし、変な物質が溶ける心配もないし、価格も比較的安いし、
割れるリスクを除けば、一番無難な選択に思う。
だいぶ梅酢が上がってきたので、
昨年と同じように赤紫蘇を入れて、土用干しまで待つ。
ちなみに梅酢が完全に上る前に、白っぽいものがいくつか浮いていたので、
カビかと思い焦った。
そして、目に見えるものは全てすくったのだが、
よくよく見たところ、恐らく塩の結晶かと思われたので、
あまり神経質になることもなかったな…。
見ての通り、梅の量もだいぶ減ったので、
2リットルの瓶プラスαがあれば十分と判断。
ずっとここに入れておくと場所取るし、干した後は移し替えるとするか。
8リットル瓶の使い道に困る&干しネットも大型化
…ちなみに梅干しを漬けない時の8リットル瓶は、
乾物入れと化しているのだが、他に良い使い道はないものだろうか?
これで他の果実酒を作ったとして、使用するお酒の量も増えるので、
万が一割れてしまったら全てがパーになるし、
できるだけ安全に使えるものにしたいのだが、
なにか良い方法があったらご教授ください。
梅酢を天日干しにするため、ひとまず2リットル瓶に梅酢を全て入れる。
参考にしたサイトに「殺菌のため、梅酢を天日干しにする」
と書かれていたのでそうしたのだが、
塩分量が多いので、たぶんやらなくても大丈夫かと思われる。
昨年と同様、三日三晩、土用干しをした。
写真では見えにくいが、一番下の段には赤紫蘇も一緒に干している。
干す梅の量が増えるため、事前に大きめの干しネットを購入。
3段あって便利だし、他の乾物づくりでも使えそうだね!
色んなものを干してみたいなぁ〜〜〜♪
まとめ〜一人暮らしでも梅干しはたくさん必要&冷凍梅の梅酒はイイぜ〜
というわけで、初年度&2年目の梅干し・梅酒づくりの様子について記録した。
手間隙かけて作った梅干しは愛着が湧くし、
意外とすぐになくなってしまうので、
一人暮らしの方でも、多めに作っておいて損にはならないかと思う。
梅酒は漬け方によって、市販品の梅酒では出来ない、
微妙な風味の違いを調整できるのが良いと思ったし、
砂糖の量や使う砂糖の種類など、自分好みにアレンジできそうだ。
冷凍梅で漬けるのは、水分が入る、風味が落ちるなどのデメリットも有るようだが、
特に気にならなかった。
とりあえず出来るだけ早く飲みたい、いつでも手軽に梅酒を作りたい方には、
冷凍梅を使って梅酒を作ることをぜひオススメしたい。
さて、次回は今年行った梅仕事について、
まずは途中経過をレポートしていきたい。
☆続きはこちらから↓
日々の恵みを神に感謝!!
それでは、カミマニ〜