アイドルの強制わいせつ罪について〜世の中に蔓延るセクハラ問題〜

TOKIOの山口達也さんが強制わいせつ罪で書類送検されたのだとか。

 

僕はたまたま夕食を取るために入った、

那覇市内の軽食屋さんのテレビでこのことを知った。

 

確かに衝撃的な内容ではあったが、

「山口メンバーって何?」

と心の中でツッコんでいたし、

数分間のニュースながらなんだか混沌としていた印象を覚えた。

 

 

複雑な気持ちで食事をして、

次の目的地へ向かうためその場を後にした。

 

 

僕自身は、なんとなくこの件が他人事のように思えない。

 

 

というのも僕自身、

少し前に自分の好きなバンドのメンバーが大麻所持で捕まってしまって

非常にショックだったからだ。

 

今ではもう彼は復帰しているので、

完全に信頼を取り戻せるよう頑張れという思いで応援しているが。

 

そもそもそのメンバーに対しては、正直言ってさほど興味がなかったし、

そのバンドが今までと同じように活動してくれればそれで良い。

 

なので、今回の件も、TOKIOというグループのファンはもちろん、

特に山口さん個人のファンなど、

ショックを受けている人々の心中は察する。

特に今回は、内容が内容だけにね。

 

 

しかし、このような強制わいせつ罪などの性犯罪や

セクハラなどの問題が起こった時に、

僕は基本的に被害者側の味方である。

もちろん、免罪の可能性がないのが前提であるが。

 

なので、今回の件も当然、許されないことだと思うが、

性犯罪などの事件が起こった際に最も懸念されることとして、

当然このような人達が出てくるだろうと予想してはいたけど、

被害者叩きの現状は、やはり酷いものだなと思った。

 

被害者叩きに関しては、

もしかしたら関係ない人達が暇つぶしにやっていることなのかもしれない。

というか、そういう人達が「自分の正義」を盾に

人の領域を荒らしているんだろうな。

 

皆、ある種の「犯人探し」をしている状態である。

 

その行為で加害者の家族や被害者、関係者(メンバーなど)が傷ついている…

 

 

それがわからない限りは、

ひたすら「○○が悪い」みたいな論争で

誰かを傷付ける行為をするのが、「大衆」というやつだと思う。

 

 

僕はもう「大衆」になることをやめたから、

彼を責める気にもならないな。

 

 

今回の件に限らず、

このような問題は、どのようなケースにも見られることである。

犯罪以外にも責任の追求だとか失言だとか

あとは価値観だとか動物愛護だとかLGBTとか

「私が正義で、それ以外は悪。」みたいな考えの人は未だに多いと思う。

 

それよりも、

どうしたらこのような問題を起こさない社会にするか

それを考えることが、一番懸命な方法だと思うのだが。

 

 

では、どうしたら問題の再発を防げるのか…を考えた時に、

今回の問題で一番厄介だと思ったのが、

事件を起こした本人が、日本を代表するトップアイドルだったことである。

 

なので、影響する人々や企業も多数いるということだ。

 

まぁこれは当然といえば当然のことだ。

 

しかし、これが社会的地位がほとんどない人間だったらどうだろう。

 

似たようなことが世の中でたくさん行われているのに、

それが闇に葬られているケースもたくさんあること。

報道もされなければ、周囲に認知もされない。

その事実は知っておく必要がある。

 

日本は未だに社会の中、会社の中など、

あちこちでセクハラ行為が行われている状態のようだ。

 

つまり、犯罪をしているのに、

捕まらずのうのうと生きている奴らがたくさんいるってことだ。

 

そういう人間が、セクハラを美学みたいに思っているところがあるのだろう。

 

セクハラが日常的に当たり前になってしまうこと。

傷ついている人がいるのに、声を上げられないこと。

 

それが最も恐ろしいことであるし、

いつ自分の身に降り掛かってくるかわからない。

 

男であれ女であれLGBTであれ、

誰もがセクハラや性犯罪の被害者になる可能性があるからだ。

 

 

だから、事件を起こした本人や被害者を叩く前に

自分がそのようなことをしてないか、

自分が被害に遭っていないか、

今一度考えてみたらどうだろう。

 

 

それと、話は変わるが、

僕は今、お酒をほとんど飲まなくなった。

 

 

健康としてもだし、感情面としてもだし、

アルコールのリスクというものを考えるようになった。

 

確かに酔っていると

どのように人格が崩壊してしまうかわからないし、

自分が自分じゃないみたいな感覚になる。

 

 

それで何か問題を起こしてしまったら、

誰かを傷つけてしまったら恐いな、とも思うし。

 

 

今のところそのようなことはないけれど、

飲みすぎて迷惑かけてしまったな、と思うことは多々ある。

 

 

「飲む」以外の選択肢に、

何か自分で気を紛らわせられることがないか。

酒を一滴を飲まずに打ち込めることはないか。

 

それを探す方が大切だと思うようになったのだ。

 

お酒を飲んだ翌日の不快感も感じなくなるし、

自分の意志でリスクを抑えられるなら、

その方が良いと思って。

 

 

もちろん、好きな人や気の合う人とお酒を飲むのが楽しいなら、

それは気晴らしになるし良いとは思う。

 

 

なので、飲み会など誰かと一緒にいる日は、飲むこともある。

ただ、それがない限りはほとんど飲んでないな。

飲み会や趣味の会合だって月1、2回程度しかないし。

 

 

皆さんも、風俗店などではない場所で、

若い子とお酒を飲むのももちろん良いのだけれど、

せめて「自分は絶対に手を出さない(特に未成年には)」と誓ってくれたらと思う。

 

相手は相手自身の人権があってこそ、

「自分と同じ場所」にいるだけであって、

決して、自分の性欲を満たすために存在してるわけじゃないのだから。

 

そこは勘違いしないで頂きたい。

 

 

さて、ここからはTOKIOの音楽について語りたい。

 

 

TOKIOは小学生の時、一時的にだがめちゃくちゃ好きだった記憶がある。

 

 

自分が高校生くらいの時に発表された「宙船」は、

彼らがただのアイドルバンドじゃないって実感した楽曲の1つだし。

 

「宙船」がリリースされた数年前、

彼らによるジャニーズのカヴァーアルバムを聴いてみたのだが、

いずれの楽曲もクオリティの高さに驚いた。

昭和時代のあまり知らない楽曲も良いなーって思ったし。

 

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元々こちらアルバムは、

当時長瀬さんがCMで歌っていた

郷ひろみさんの楽曲「よろしく哀愁」目的で聴いてみたのだ。

 

その楽曲ももちろん良かったのだが、全曲聴いたあとの感動は今も忘れない。

 

ただのカヴァーではなく、「彼らのもの」になっているのだ…。

 

それがすごいなと思った。

 

それからというもの、ほぼ毎日のように聴いていた記憶がある。

 

 

なので、僕にとって思い出深いバンドの1つでもある。

最近では農業にも精を出しているということもあり、

ジャンルという域を超えて、自分達で楽しくやりたいことをやっている人達という印象もある。

 

 

今回は残念な結果にはなってしまったようだが、

TOKIOとしては今後どのような形であれ、音楽活動は続けていってほしいし、

どんどん新しいことに挑戦して、世の中に可能性を提示していって欲しい、

 

…と、一音楽ファンとしては思うのだった。

 

 

最後に…

 

 

ここまでで、ファンの方にとって

もし不快な表現があったとしたら申し訳なく思います。

部外者として問題を起こした本人を責めたいわけではなく、

どちらかと言えば「社会に対して何を打ち出せるか」という意見であることは、

重々承知頂きたいです。