実は僕、芸術一直線の人間ではない。
絵を描いたりダンスをやったり音楽に興味持ったり
芸術的なことに関心は深かったものの、
高校では理系コースを選択していた。
元々数字が好きで計算するのも好きなのもあってか、
最近では数秘術にハマっている。
まぁその話はまた後日するとして、
今日は「数学」と「生き方」に関連づけて自分なりの持論を展開していきたい。
反比例の式ってご存知だろうか?
中学あたりで習うかと思う。
すっかり忘れてしまったけど。
式はa=xy、y=a/xだったっけ。
グラフにするとこうだ。

あーそうだこれだよこれ。
逆にこれy=axみたいな比例の図だと式の線が一直線になるんだよね。
しかし、僕は比例の式ではなく、
上のグラフのような、「反比例的生き方」を推奨したい。
上の図、y軸(縦の線)は式の通りyのままだが、
よく見るとx軸(横の線)がmになっているね。
このmは何かと言うと、
「me」の「m」、つまり私だ。
一方で、「y」は「you」になる。
つまりあなた、他者だ。
そういうわけで、
この「反比例的生き方」の式はy=a/mになる。
それも踏まえてわかりやすく表示するとこうだ。

グラフの線(y=a/m)が「あなたの優先度を表す式」だとすると、
mの横軸はあなたが自分自身に対して抱いている意識の強さを表している。
つまり、m軸に近ければ近いほど、
自分の気持に正直に生きているかどうか、
他者よりかは自分自身の気持ちを優先しているかどうかを表している。
0の部分を現在「他人を優先させてしまうあなた」だとすると
↑の図でもわかるようにグラフの線はy軸に近くなる。
つまり、0に近いほど自分の気持ちを犠牲にして、
「相手にとってやりやすいか」
「相手にとって迷惑がかからないか」
ということを判断の基準にしてしまっているということだ。
そうなると自分の気持ちに素直になれず、
生きにくさを感じてしまうこともあるかと思う。
なぜその状態が良くないかというと、
「自分が本当は何をしたいのか?」
「自分が世の中に対して出来ることは何なのか?」
などといったことがわからなくなる。
結果、自分が本当は望んでいない生き方をしてしまうのだ。

こちらの図のように、
①で何かにつけて他人を優先してしまい、辛いと感じている自分を自覚したら、
②で自分自身に意識を向けていくようにしよう。
自分自身に意識が向くようにすればするほど、
グラフの線がm軸に近くなっていくのがわかる。
そうなると③の状態になっていく。
m軸に近くなり、自然と自分の気持を優先できるようになるのだ。
「今何を食べたいか?」という相手の質問にも遠慮してしまい、
「あなたの好きなもので良いよ。」「何でも良い。」とうやむやに答えてしまうこともなくなる。
「中華が良いな!」などとはっきり自分の気持を表せるようになるかと思う。
「家族、友人、恋人などが自分に対して求めている自分像」に答えようと、
無理矢理に自分自身を演じることもなくなる。
自然の状態で生きられるようになるのだ。
僕が推奨する「反比例的生き方」をまとめると…
「あなたの判断基準や価値基準は、自分の気持ちを最優先させよう」
ということだ。
「相手に悪い」「迷惑かけちゃいけない」
自分の気持を押し込めて他者に気を使ってしまう。
そんなときはもう一度、この図を頭に思い浮かべてみてほしい。

最後に…
これ、aは何かと言うと
aによってyの数字が変わるという「単なる任意の数字」ではない。
y=a/mを書き換えるとa=my
つまり、a=me(私)×you(あなた)となる。
私とあなたがかけ合わさってA(答え)になるということだ。

こんなこと言っておいてなんだけど、
ぶっちゃけ「人生の答え」なんてはっきりしたものは存在しない。
自分自身で見つけていくものである。
しかし、反比例の式はm(自分)だけでは成り立たない。
y(他者)があってこそ成り立つものである。
自分がより自分らしく生きるためにも、
自分だけで答えを出そうとしないで、
目の前の相手に相談してみるのははいかがだろうか。
迷ったら、何かしら行動に移してみよう。
あなたが望んでいる答えが、もしかしたら見つかるかもしれない。