
雨を呑む者”コリュ”こと天海夜 煌琉(あまみや こうりゅう)です。
音楽ライブの遠征と旅の記録を綴った「御楽縁生記(ヲタノエンセイキ)」
今回は「2018年6月 熊本&福岡の旅②」ということで、
熊本市内で訪れた有名な観光スポットについて綴っていきたい。
また、2018年は、まだまだ震災の影響が大きかった年でもあるので、
その点も考慮して読んでいただけたらと思う。
前回はこちらから↓
車で近くの駅まで送ってもらうも…
熊本滞在2日目。
宿泊している宿のご主人に、車で駅まで送っていただいた。
前日は夜に移動したため、周辺の景色がわからなかったが、
広大な自然の中を走るのはとても心地良かった。
その間、ご主人(農家民宿をやっている)からいろいろなお話を聞いた。
農家のこと、宿のこと、熊本のこと、
そして震災で苦労したこと、街の様子など…。
基本的に僕は旅をする事は好きでも、ここまで現地の人と話すことってあまり無い。
貴重な時間を過ごすことができてよかった。
…さて、車も駅まで近づいてきたところで、アクシデント発生。
宿にiPod touchを忘れてしまった(笑)
実は、当時の僕はスマホではなく、外出の際は
ガラケー+Wifi+iPod touchを持ち歩いていたのだ。
ガラケーだけでは周辺の検索ができない。
そのため、もう一度宿に戻ることになったのだ…。
車の中で確認すればすぐに戻れたのに、話に夢中になってたようだ。
宿泊していた宿は西原村という場所にあり、最寄りの駅でも車で20分はかかる。
そのため、結果的に1時間くらい時間をロスしてしまったので、ちょっと勿体無いし、
何よりご主人に迷惑をかけてしまったのが面目ない。
しかし、ご主人は嫌な顔ひとつせず、快く宿へ引き返していただき、
結果、無事にiPodを取ることができて、再度駅まで送っていただいた。
おかげで、この日の旅は満足のいくものとなったのだ。
水前寺でちょっぴり豪華なランチタイム
肥後大津駅へ到着。
宿のご主人とはいったんここでお別れ。
帰宅時にこの駅までまた迎えに来ていただくことになる。
電車で最初の目的地へ。
水前寺駅に到着。
ここで時刻は11時半くらいになっていたので、
お昼を食べるところを探すことにした。
小鉢や茶碗、汁物がついた豪華な海鮮丼定食。
魚が新鮮で美味しかった。
これはデザートのゼリー。
味はゆずだったかな?
目的地その① 水前寺成趣園
お腹が満たされた後は、この日最初の目的地である「水前寺成趣園」へ。
園の入り口を撮影するのを忘れていたが、
小瓶より小さい、フェルト製の可愛いくまモンが出迎えてくれた。
水前寺成趣園は、熊本市にある大名庭園で、桃山式の回遊式庭園である。
(桃山式ってなんぞや?…と思い調べてみたけど、今ひとつよくわからなかった。)
1636年ごろ、初代熊本藩主の細川忠利が、御茶屋として築いたのが始まりで、
3代目の細川綱利の代にて本格的に築庭がされたとのこと。
現在は国指定の名勝となる。
その景観は東海道五十三次を模したものとされる。
水前寺成趣園で撮影した景色はこちらから↓
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ちなみに僕が過去に訪れた回遊式の大名庭園は、高松の栗林公園である。
この時は知らなかったが、確かに中央の池を中心として、
様々な景色の変化を楽しめるような造りになっていたな。
栗林公園の記録についてはこちらから↓
僕としての感想は、もちろん庭園としての景観も美しいのだけれど、
熊本市内というアクセスのしやすさにも関わらず、
上品で落ち着いた雰囲気があり、都会のオアシスのような印象を受けた。
街中にあるため、周囲の建物が入ってしまうのが気になるではあるのだが、
それを差し引いたとしても、シンプルかつ上品な造りなのに、
様々な表現が盛り込まれていて見応えがあり、
素人ながら、庭園としての完成度は非常に高いと思われた。
なお、上に挙げたInstagramには景観の写真も載せているけれど、
ブログでは園内の植物や動物(魚、鳥)を掲載していきたい。
個性的な形の松や、季節柄きれいな紫陽花を堪能できたし、
動物たちもなんだか居心地よさそう。
水前寺成趣園を巡った後は、近くの参道を通り、
いろんなお店が立ち並ぶ様子を楽しんだ。
どんなお店があるのかちょっぴり気になったけれど、
ここでは特に店巡りはせず、次の場所に向かうことに。
移動手段は熊本市電。
路面電車楽しい♪
目的地その② 痛ましさが残る熊本城。
次に向かった場所は…熊本城。
一部ではあるが、さっそく震災の跡を目にしてショックを受けた。
熊本城と言えばこの武将・加藤清正。
ちょっとこの辺で一休みしようかな…と思い、こちらへ訪れる。
桜の小路。
基本的にどこへ行ってもくまモンが出迎えてくれて歓喜。
いろんなお店があったが、黒ごま豆腐ソフトをいただく。
豆腐で作られているのでヘルシーな感じ。
休憩後にさっそく熊本城を見学する。
さて、この後は特に解説をつけずに、写真のみ掲載しようと思う。
写真は全て、2018年6月時点のものであることをご理解いただきたい。
御覧いただいたように、この時点では、天守閣もまだまだ復旧中である。
おそらく現在(2022年)よりも痛ましさが残る状況であったと思われる。
なお、現在では天守閣に関しては復活したとのことだが、
熊本城はもちろん、熊本の街、被災された人々にとっても
これほどまでに震災の傷が深く深く刻まれていたことかがわかった。
宿のご主人に送っていただいた時に、
震災のお話を聞いて、本当に想像を絶する、大変な状況だったのだと思った。
神がもたらされた自然災害に対して、人間はどうすることもできない。
僕としては、このようなことが再び起こらないように、
そして深刻な被害を受けることがないように、
人々の心が癒えるようにと…祈るばかりだ。
街中をちょっと散策&熊本最後の夕飯
さて、他にも色々巡りたいところだが、夕刻も迫っているし、
しかし夕飯にするにもちょっと早いくらいの時間なので、
少し周辺を散策することにした。
熊本城から歩いてすぐの場所に熊本城稲荷神社があった。
こちらも加藤清正ゆかりの場所で「白髭さん」と呼ばれている。
手前の「知恵の輪」という輪もくぐってみた。
こちらも工事中だったようだ。
現在はどのようになっているかは不明だが、ちょっと気になるところ。
すっごい商売繁盛推し。
…なんでこのアングルから撮影しようと思ったんだろう?
埋もれてるみたいになってしまった。
ちなみに訪れた当時、僕はまだ神道に興味を持っていたけれど、
今はクリスチャンになったので、仮に観光などで神社に訪れることがあっても、
そこにある偶像には全く畏れないし、特に恵みも感じないだろう。
稲荷神社の「稲荷」は本来「祈り」であった説があり、
神様(創造主)に祈る場所であったとされているが、
現在の稲荷神社の形態は元々の姿と全く違うもののようだ。
僕も日本の「文化」は大切にしたいと思っているので、
今後、気になることは深く掘り下げて調べてみたいと思う。
…さて、しばらくうろうろしているうちに夕飯の時刻になったので、
花畑町駅近くのお洒落な中華のお店に訪れてみた。
麺類なんだろうけど、名前を忘れてしまった。
熊本ラーメンが食べたいと思って、それっぽいメニューを頼んだ気がする。
美味しかったけどね!
せっかくなので胡麻団子も頼んでみた。
僕は基本的にセットでもない限り、一つの店で食事とおやつを頼むことってあまり無いのだが、
どうしても食べたかったのだ。
休憩でも胡麻のアイスを食べたし、改めて自分が胡麻好きであることを自覚。
結論:胡麻のお菓子は最強。
九州って本当にご飯が美味しいね!
これまで九州の旅で食に関してハズレを引いたことは、ほぼ無かった気がする。
熊本グルメに満足した後は、
再び肥後大津駅まで移動し、宿のご主人にお迎えに来ていただいた。
そして、虫の声をBGMにひのき風呂で旅の疲れを癒やし、
眠りについたのであった…。
まとめ:復旧工事中の熊本城に哀愁を感じた。
自分のミスでスタートが出遅れてしまったけれども、
なんとか一日で水前寺成趣園と熊本城に訪れることができて、満足満足。
心残りがあるとすれば、水前寺江津湖公園にも行きたかったな〜。
当時はとにかく自然に触れたかったので。
ちなみにだが、なぜ今になって、熊本への旅の記事を書こうと思ったのかというと…
ちょうど2022年6月に、再び熊本で震度5の地震が起こったので、
宿のご夫婦を思い出して心配になったのだ。
僕としては元気に過ごしてくれていることを願うばかり。
また、現在でも復旧を続けている熊本城。
僕としては、城全体が完全復活がされた時に再び訪れたい。
しかし、復旧中の熊本城も貴重な姿であり、これはこれでかっこいいと思った。
それはまるで…自分よりはるかに強く偉大な存在と戦い、
長年の治療を要するほどの重症を負ってしまった、日本で最強の武士のようだった。
思わず「よくここまで頑張ったね…」と声をかけてあげたくなった。
それはきっと、地元の方々が繋いできた想いの結晶なのだろう。
その想いが成就し、”彼”が完全体となった時に、
改めてその圧倒的な存在感を目に焼き付けたいものだ。
…何も知らないのに偉そうに語ってすみません。
さて、次回はいよいよ熊本最終日。
熊本の有名なあのアイドルと出会った話をしようと思う。
お楽しみに!!
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