
前回の記事では西表島で散歩した時の様子について書いた。
西表島に来ても特に何をしているわけでもないので、
観光やレジャー目的など、人によってはつまらなく思えるだろうが、
「常に何かをしなきゃいけない」のが旅行ではないと個人的に思う。
限られた時間の中で島の中を散歩することで、
いつもは目にしないような景色に出会える…
そんな時間も大切だと思うんだ。
ただ、それだけじゃブログとしては何も面白くないので、
今回は実際に参加した
「マングローブクルーズ」について書いていきたい。
僕がマングローブクルーズに参加したのは15:30の回。
さっそくレッツゴー。
このクルーズでは、「サキシマスオウノキ」という
名前からしてなんかすごい木が実際に見られるというのだ。
(↑めちゃくちゃテキトーな説明)
ちなみに僕は普段からガジュマルなどの木にハグするくらい
沖縄の木が大好きなのである。
特に沖縄は徳が高い島なので、
一つ一つの木にも精霊が宿ってそうな印象だ。
そのため、木々などの植物には
どこか何かを悟っているような、
意志がありそうな気がするのである。
そのため、見る人によっては僕の発言は
不思議ちゃんに見えるかもしれないが…
できるだけたくさんの木と友だちになりたいと思っている。
ちなみに僕がこのような考えになったのは
こちら↓の書籍の影響だ。
タイトルからして不思議ちゃん満載な本だが、興味があったらぜひ。
さて、肝心のマングローブクルーズでは、貴重なお話がたくさん聞けた。
マングローブは木の名前ではないということ。
マングローブの種類として、マヤプシキやヒルギなど様々なものがあるということ。
仲間川は天然保護区域なので、どんなに荒れてしまっても直してはいけないこと。
そのためか、こんな感じで
日本離れした独特な大自然が守られているということだな。
なんだか廃墟を見ているときと同じ感覚になるのも、
ある意味自然と人間によって実現された「ほったらかし感」
そして日常からトリップしたような「異世界感」がたまらないのかもしれない。
動画はこちら↓
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ここが日本だなんて信じられないな…。
さて、出発から約30分後くらいに
サキシマスオウノキに行くための小さな船着き場に到着。
船着き場には誰もいないので、船着き場に船をぶつけて止める形になるので、
少しでも乗客の安全が守られるよう、船長さんの腕が試されるところだ。
船から出たあと、
鬱蒼とした茂みの中を歩くとすぐに「彼」はそこにいた。
実際に出会った王の姿が以下の写真である。
頭が高い人は低くして見ることをおすすめする。
存在からして異彩を放っている。
「その辺の木と一緒にされては困る」と言ってそうだ。
足元の根の形も美しくて惚れ惚れしてしまった。
根だけじゃないぞ。
どこまでも伸びていきそうなほどに天高く広がる枝。
それはまるで西表島全体を見守ってくれている神のようだ。
しかし、そんな神の近くでけしからん光景を目にした。
女性が携帯電話で話をしていたのである!!!!
思いっきりジャングルの中なのに
一体どうなってるんだ!!!!この島の電波事情は(笑)
王の勇姿を収めた動画はこちら(※画質悪い)↓
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うーーーーーーー
柵があるためハグが出来ない。
触れたいのに触れられない距離とはなんてもどかしい。
このたった2日前に
竹富島で水牛ちゃんに触れられなかったときと同じくらい
切ない気持ちにもなってしまった。
王の前ではさすがの私も友達にはなれず、
ただただひれ伏すしかなかったのだ。
そんな少し切ないような、逆に満たされたような思いを胸に抱いたまま
残りのクルーズを楽しむことにした。
余談だが、こいつ↓は先程のサキシマスオウノキの小さいバージョンである。
「俺もあんな風に大物になれたらなー」
などと思いながら窓の外を眺めている平社員のように
どこか哀愁が漂っている感じが実に可愛い。
港に到着後、帰りの高速船が待機していたのですぐさま、そちらに乗ることにした。
「帰ったらご飯はどこでたべよっかなー」
などと考えながら、軽い気持ちで乗ったものの…
地獄を経験した。
これまで経験したことがないほど非常に揺れたのだ。
すっげー怖かった…。
もし波照間島に行くならこの倍の時間、恐怖を味わうことになるのかもな…。
そう考えたら波照間島に行くのがちょっと憂鬱にもなるが、
ちょっと楽しみでもある。
石垣島本島に着いたあとは夜ご飯の場所探し。
雨の中の石垣市中心部。
道路に照らされた街の光が美しい。
本日の夜ご飯はこちら。
生姜焼き定食を注文。
お店自体も、リーズナブルな地元の美味しいご飯やさんという感じだ。
ちょうどハロウィンだったこともあり、↑可愛い飾り物もあった。
帰りはユーグレナモール周辺で適当にぶらぶらした。
この日まで中心部をあまりゆっくり散策しなかったものだから
色んなお店の発見があって楽しかった。
さて、宿に帰ったあとは
今回の旅で最も気になってたこの飲み物を飲む。
ゲンキなのかクールなのか?
つまりは冷静と情熱の間ってことか?
実に俺のような存在だ。
…そんなことを考えながら明日・最終日の予定を立てるのであった。